2008年03月05日
値段から社会のしくみ
スタバではグランデを買え! ―価格と生活の経済学
吉本 佳生 著
頻繁に利用するスタバの話もあったので購入。
ものの値段がから経済のしくみを理解する本。
ものの値段の違いはほとんど取引コストで決まるそうです。
スタバのグランデとショートは倍近く容量が違うのに100円しか違わない。
考えてみると作る作業は同じなので掛かる人件費は一緒だからだそうです。
だから100円でも材料費にだけの違いで考えればグランデでのうほうが
利益が出るそうです。
なので店にも客にも利益のあるグランデサイズがいいということに。
まぁ、私はたくさんの飲まないでグランデを買っても利益と言えませんが^^。
この本を読んでビジネスを行なう上で物の原価よりも取引コストが
重要であることがよくわかりました。
自分も消費者として物を購入するときに目先の損得だけでなく
多方向から考え自分にとって有益となるのか判断できるようになりたいですね。
また、著者が重要としている能力の高さを考え分業で能率を上げるという
比較優位の考え方はすごく参考になりました。
自分の仕事にも取り入れて活用していきたいです。
経済のしくみもよく考えると奥が深いですね。
感想:☆☆☆
by at 23:58